TAN'S X NICLE

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2005年、春。

…そして1年が経った。
年も明け、2005年も5月になっていた。
ちょうどバイオニクルと入れ替わる様なタイミングで夢中になっていたミクロマンも、余程の限定版でもない限り店頭に順当に並ぶ様になっていたし、ちょっとメーカー側の方針に違和感を感じ始めていた頃だった。
バイオニクルの新製品が出る事をひょんな事から知った。
「ヴィソラック」というクモを思わせる姿のそれは、新規パーツで出来てはいたが一目見て使い道に困る様な、大味な代物の塊だった。
辛うじて足先に使われているパーツが面白味がある様に見えたぐらいだ。
しかし後にそれが実際はかなりの「難パーツ」と判った(汗)
ヴィソラックは「どの色のデザインがダメ」というレベルではなく、シリーズとしてのデザインが「ダメダメ」だと思った。
第一、バイオニクルシリーズ中最大の1パーツであろう「本体」が丸っきり潰しが利かないのが最大の問題で、コレが分割式だったならばまだ救い様があったはずだ。
これも後で判る事だが、本体パーツの裏側には左右非対称の突起があり、本当に「使えない」パーツである事が判明した。
要するにヴィソラックは余程の目的でもない限り購入は控えるべき代物なのだ。

だが。
しかし。
発売のアナウンスと同時に得た情報があった。
それはヴィソラックの発売を記念して、原宿キディランドで再びバイオニクルのコンテストがあるという事だった…。
急に何かが心の内から涌き出てくる感覚。
今のみんなはどんなのを作って出して来るんだ?
バイオニクルでお祭騒ぎが出来るなんて楽しそう…否、楽しいのだ!
今まで眠ってた何かが起きた気がした。

程無く、僕は1年前と同じく再び池袋ビックカメラに向かっていた。
コンセプトは前回と同じ2個+2個でいく。
モチーフとして黒いヴィソラックを選んでいた。
それがデザインの中では一番好みに合っていたからだ。
今回組み合わせるのは、今まで敬遠してきたヴァキに決めていた。
自分の好みに合わない物同士を使って、何が自分の中から出てくるか…?
なんだかオラわくわくしてきたズォ!

…黒のヴィソラックだけ何故か売り切れていた(笑)
人気の高い色ゆえか、それともみんな同じ好みなのか、はたまたみんな「勝ち」にきてるのか…(汗)
結局その場では黒いヴァキを購入。
後日友人に黒いヴィソラックもゲットしてもらい準備は整った。
いつもと同じく、翌日持っていくつもりでぶっつけで組み立て始める。
こういうのはアドリブでやるから面白いのだ。
あれこれ吟味すりゃあイイモノが出来て当たり前ではないか。

ペグを挿すのが固くて新鮮。
ボールジョイントのはまる感触が気持ちイイ。
一年振りのバイオニクルは楽しい…♪
「チッ、使えねぇパーツばっかりだぜ…」
僕は夢中になりながら一人ごちた(苦笑)
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  1. 2005/10/23(日) 06:37:58|
  2. 私とバイオニクル
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2004年、その後。

それから忙しくなった事もあって、バイオニクルをいじる事も無くなっていた。
自室のベッドの枕元には「デュアル」シリーズが転がってはいたが、僕が滅多に帰らない事も災いして、いじるでもなくただ「ある」だけだった。
この頃、装いも新たに復活した「ミクロマン」の新シリーズに僕は夢中になっていた。
トーア・メトロは玩具屋の店頭から姿を消しはじめ、入れ替わりに「ヴァキ」が並び始めた。
僕はヴァキには興味が持てなかった。トーア・メトロを初めて見た時の様な感動を感じられなかったのだ。
やけにヒョロヒョロした姿、不恰好なディスクシューターを兼ねた口、見ただけで判る他に使い道の無いパーツ、不釣合いに大きな武器…。
せっかくトーア・メトロが素晴らしかったのに、それに比べてあまりにもお粗末に見えた。
私的意見だが、レゴ社はバイオニクルで良い商品を出すと、その次は必ず妙に手抜き臭い物をリリースしてくる気がする。
僕はヴァキを買わなかった。試しに…とすら思わなかった。
バイオニクル熱が冷めてしまった気がした。
大好きだが買わなくなった。
楽しいのはモチロン知っているから、人に薦めはした。
でも自分ではいじらなくなって買わなくなった。


…そして1年が経つ。

  1. 2005/10/22(土) 04:26:40|
  2. 私とバイオニクル
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バイオニクルへの道 9~13 (下にある1~4、5~8からお読み下さい)

私的前史その9
「前史」は10章ぐらいでまとめたかったのに、もう9章まで来てしまった。
まぁいいか(笑)とりあえず書くだけ書いてしまわないと気が済まない事だけは確かだ。
ビックカメラでM君が披露してくれたのは、言うならばイリーガルな選別法だった(笑)
通称盲パイ。俗にサーチ行為と言われるやつだ。
よく見ると商品の袋がやけにシワシワなのが見受けられる。
なるほど、指の腹の触覚で中のカノイの形状を把握するのか。
ヘタだと余計にグリグリやるから袋がシワるのだ。
「レアで汚染されたカノイってのがあるんですよ」
バイオニクルの設定で、キャラクターの使う特殊な力は全て、カノイと呼ばれる装着したマスクに込められている。
主人公達に襲い掛かってくるラヒ(大型生物の総称)達は、邪悪な神マクータの作り出した汚染されたカノイの力によって操られているという訳。
それをトーア・タフーのカノイに赤錆っぽくリペイントして、再現したのが「汚染されたカノイ」だ。
みんなソレを狙って、猫も杓子もグリグリしているに違いない(笑)。
ぼくにとって、今はそんなものより白いオワツのカノイの方が大事だ。
…そしてソレはいきなり手に入ってしまうのだった(笑)。
何の事は無い。オワツのカノイは面構成が単純なので盲パイしやすかったし、たまたま白に当ったのだ。
白のオワツのカノイはカッコイイ。今でもそのカッコ良さは少しも衰えていないと思う。
こうして「オリジナルトーア計画」は始動した。
ほどなく僕は、この盲パイの技術をパーフェクトにマスター、袋を傷める事無く手にしただけで形状把握出来る事になるし、「汚染されたカノイ」もずいぶんしてから引き当ててしまうのだった…。
おざなりな仕上げのソレは全く嬉しくなく、人に見せたら失笑確実なシロモノだった。
M君と二人で苦笑いした。

私的前史その10
オリジナルトーアを作る上で、クリアしたい重要なポイントを決めた。
・首の可動化。
・腕脚の関節の可動化。
・手首の構築。
どれもロボットの造形物において、カッコ良さや動きの表現に欠かせないポイントと思う。
(後にこの3つに「腰のひねり可動」が加わる。)
そして、出来るだけ元のトーアの大きさ以上に大きくしない事。
僕は昔から造形物はデカイより小さい物の方が好きだ。
当時オリジナルビルドに欠かせなかった「黒丸」も苦労して揃えてあった。
「黒丸」は僕が勝手に付けた通称だが、文字通り黒いボールの様なパーツだ。
バイオニクルの関節は基本的にボールジョイントである。
両端が球状になっているパーツを可動部に組み込むのだが、そのパーツの大きさが決まってしまっているので、関節を多くすればするほど作品は大型化してしまう。
「黒丸」はそのボールジョイントの先っちょだけのパーツである。
各パーツの接続に使うペグ(色々な長さがある棒。判りやすく例えるならば「釘&ネジ」の役割をする)の先にはめて、任意の長さのボールジョイントパーツを作れるのだ。
これを応用して、本来ならば動かない「首」を可動化させる事によって、グッとトーアに表情が付く。
当然身体の各関節が更に可動して、色々なポーズがとれればそれだけ「訴えかけるイメージ」は強くなる。
ここまではパーツさえあれば出来る事であり、何の問題も無かった。
問題は「手首」である。手首、あぁ手首(笑)
考えてみて欲しい。
友達の部屋にガンプラが置いてあって、その手首だけが無かったら絶対に
「アレ?手首は?」って聞くだろう。
バイオニクルに正確な意味での「手首」は無い。
動物の「爪」的なパーツはあるものの、「人の手」を彷彿させる意匠の物は無い。
だから商品にも手首に「見立てた」パーツが手首代わりに付いてるだけで、とても物を持ったり、敵を殴ったりは出来なさそうな貧弱さだ。
バイオニクルにハマッた人間は、ハマると同時に備わる「見立て力」でそこに「意味」を見出し、そう見える様になる。
これは上手く判ってもらうのが難しい概念だ(笑)
僕も「見立て力」を得てはいたが、こればっかりは譲れなかった。
誰が見ても「手首に見える手首」にしたかった。日本語が変だが仕方が無い(苦笑)
トーアのタフーやオワツの手首だけは、他のトーアと違い独特の形状をしている。
例えるなら「握りこぶし状態から人指し指と小指だけ立てた状態」みたいな感じ。
これはこれで好きなのだが、やはり手首と言うよりは、何か銃器と一体化した様な印象だ。
僕は「指」とそれらによって構成される「手の表情」が欲しかった。
この頃すでに「オレニクル」というオリジナル・バイオニクルの投稿サイトの存在は、M君から聞いてよく見ていたが、そこにも僕は答えを見出せてなかった。

私的前史その11
「鍛え足りなかったら、鍛えるだけだ」と、後に響鬼さんも言った。
時々「何でそんなの作れるんですか?」って聞かれる事がある。
そんなの「作れるまで作ってたから」に決まってるじゃないか(笑)
上手い事行かなかったら、行くまでイジるまでよ!
当然何某かの代償だって払ってるんだよ!…ダメダメ人間まっしぐらなんだよ(笑)

この頃バイオニクル新商品として「トーアヌーバ」が発売された。
先行して写真だけは見ていた僕とM君はそれは期待したもんだ。
「この手足は曲がるのか?裏に別パーツでヒンジがあるのか?」
「この新規の肩アーマーと胸アーマーはカッコイイ!」
「武器もデカくてシルバーでカッコイイ♪」
そして…「この顔はどうした事だ?」 僕らは顔を見合わせていた。
トーアヌーバとは、トーア達が中ボス的敵キャラであるバーラック・ツインズと戦った際、世界を構築する根幹のエネルギー「プロトデルミス」に触れて、新たなる能力を授かった姿だ。
簡単に言えばパワーアップバージョンであり、カッコ良くなって当たり前のはずである。
だが…確認の意味も込めて買ってきたその姿は、お世辞にもカッコ良いとは言えないヒドイ物だった。
手足は曲がらなかった。中途半端に曲がった状態で作られているのである。
しかも接続穴が極端に少なく、全く応用し辛い。
そのせいでヌーバ達は常に中腰状態という見栄えの悪さ。
そしてとにかく顔が旧シリーズの倍はデカく、全部不細工だった。正直言ってヒドイ!
購入したコパカは特に顔が大きく、生々しい有機的な頭部からカメラのレンズ状のパーツが、肉を突き破って飛び出ている様だ。
例えるなら、ホラー映画「ヘルレイザー3」に出てくる「カメラヘッド」という魔道士や、東映ヒーロー作品「超人機メタルダー」に出てくる敵キャラ「鎧軍団暴魂ヒドーマン」にそっくり。絶対コイツ正義側じゃねぇ(笑)
他のキャラも皆ひどく、唯一の女性キャラであるガーリ姐さんは、どっからどう見てもイノシシか豚だ。
一応リーダー格のタフーに至っては、頭全体が真っ赤に充血した巨大なチ○ポコ…しかも皮が剥けて血管ビキビキ状態にしか見えない(笑)
のちに全米公開された劇場版バイオニクル第1作「マスク・オブ・ライト」で、全キャラがデザインし直されていてスタッフの苦労が偲ばれたが、タフーのカノイが風を受けて俗に言うカリの部分がタプタプするシーンがある。やはりスタッフもチ○ポコだと思っていたのだろう(笑)
そして、デザインもひどければ立体としての仕上げもヒドかった。
旧トーア達のカノイは、南洋文化を彷彿とさせる土着的なデザインを踏まえつつ、インダストリアルチックなシャープな仕上げにより、本来のマスクとしての使い方以外にも、装甲パーツとしてあしらっても見栄えのする、大変素晴らしい物だった。
ヌーバのそれはまるで「手捻り」の様な仕上げ。
手捻りとは焼き物を作る際に、粘土をろくろを使わずにフリーハンドで成型する事だ。
ヌーバのカノイには直線というかシャープな部分が一切無いのだ。
全てのラインがゆるゆるとした仕上げであり、先に挙げたコパカのレンズに至っては「正円」ですら無い。
レゴ社がどういうつもりか知らないが、これは「冒険」を通り越して「冒涜」だと思った。
結局ヌーバシリーズは僕にとって、アーマーと武器以外得る物が無い残念な物だった。
レーバヌーバばかり幾つか買ったが、それはレーバヌーバに「黒丸」が3つ入っていたからである。

私的前史その12
レゴに関してはイジればイジるほど、天啓は訪れやすい。
この事に関しては、理論化しているので(プッ)後々詳しく書く事もあるだろう。
そんな訳で、手首問題に対して解決策が降りてきた。
すでに本体は組み上がっていたので、パーツ調達後手首の製作。
同色(この場合薄いグレー)の接続パーツを用いて組んでいく。
全体のバランスから4本指、親指が付け根から可動。何とか物を掴める。
後に更に改良して4本中、3本まで可動出来る様になった。
勝手に「TAN式手首」と名付けて、悦に入る(笑)
イイのだ、所詮自己満足なんだから♪
出来上がったオリジナルトーアは、ノーマルの物に比べて頭半分ほど上背があった。肘と膝に関節を設けた為、仕方なくその分大きくなったのだ。
カノイはオワツの白。正しくは「カカマの白」と表記すべきだが、馴染みが薄いので。
胸にはヌーバの胸アーマー。この胸アーマーは使い勝手が良くて、その後の作品でも重宝した。
旧コパカのブレードを両端に組み合わせたツイン・ランスを装備。
当時の画像が無くて残念だが、マッチョで太目のテッカマンといった感じだ。
コパカからイメージを引き継いだ仕上がりだったので、同じコ・コロ地方出身という事にして「モノ・ノフのコ・ルガ」と名付ける。
のちのテーマである「後頭部の構築」はまだ弱かった。
コ・ルガの出来に満足した僕は、作りながら考えていた物語に従って、同サイズの女性型「モノ・イミのアヌ・ビス」も製作。
「モノ・ノフ」「モノ・イミ」はマオリ語でそれぞれ「戦士」「巫女」といった様な意味合いの言葉だ。
二人は常にペアで行動して、直接ラヒと闘う戦士のコ・ルガとサポート魔法をかける巫女役のアヌ・ビスという設定。
アヌ・ビスの顔にはボロックに付いている「クラナ」を装着。
クラナはボロックの頭部に収納される、カノイより二周りは小さい軟質樹脂製のマスク形状のパーツで、トーアにも装着出来る様になっている。
邪神マクータによって生み出されたクラナは、SF映画「ブレインスナッチャー」に登場する様な一種の寄生生物であり、ボロックはそれによって操られる傀儡の様な存在だ。
バイオニクル本編中でも村人達がクラナに支配されて集団で襲いかかって来たり、トーアであるレーバがやはりクラナによって異常をきたし、暴力性を剥き出しにしてタフーと闘うといったエピソードがある。
クラナを使ったのには、女性型なので小顔にしたかったのもあるが、設定的にも意味あるものにしたかったので、
「戦士に仕える巫女として認めてもらうには試練が必要で、それには禊をして山に入り一人でボロックを倒せる事、そして倒したボロックのクラナを装着して、クラナの支配を受け付けず逆に利用する精神の強さがないと巫女には成れない」という設定にした。
世界に異変が起こり、村一番の戦士として旅立たねばならないコ・ルガを愛するアヌ・ビスは単身山に入り…、という物語だ。
この物語はこの後も形を少しずつ変えて、今も構想は続いている。

私的前史その13
白で男女2体を作った勢いで、更に自宅で2体を一晩かけて組上げた。
「モノ・ノフのギ・ル」と「モノ・イミのト・ロイ」だ。
こちらはレゴ・テクニックの「スーパーバトルドロイド」を使った全身青いトーア達になった。
コ・ルガ達が旅の途中に訪れた、海辺の漁村の戦士と巫女で、以降同道はしないまでも同じく世界の異変の謎を探る為、時に協力、時には対立というライバル的仲間キャラになるという設定だ。
ギ・ルはレーバのカノイの青を装着しており、三叉の矛を装備している。
水中では向かうところ敵無しだが、自信家で皮肉屋。
名前の由来は映画「大アマゾンの半魚人」のモンスター、ギルマンから。
ト・ロイは水色のクラナを付け、ミサイルパーツを応用して作った巨乳の持ち主で、上昇志向と顕示欲が強い性格。
脚が長く若干の逆関節。頭部にウサギ耳状のパーツがあるが横から見ると馬のたて髪の様だし、全体のイメージも馬っぽいので伝説「トロイの木馬」から名付けた。
巨乳が揺れるギミックがあり、M君に見せたら爆笑していた(笑)

この頃、当時あった秋葉原のLAOXホビー館で「バイオニクルコンテスト」がある事を知った僕は、一番のお気に入りであるコ・ルガをコンテストに出す事に決め、早速応募。
コンテスト用にオプション装備を付ける事にする。
背中のバックパック状の部分が、小さな羽根の様に展開する事から発想して、モチーフを天使に決める。
巨大な盾と剣を作り装備させ、頭頂部にリングを付け「パワーズ(力天使)」と名付けた。
いざ応募とホビー館に赴くと、結構応募作品があり、ドキドキしながら展示棚に置かせてもらう。
もちろんそれらはピンキリな訳だが、同志がいる事が目に見えて確認出来た様に思えて嬉しかったのが、何よりの収穫だった。
コンテストの結果は「銀賞」だった。
ちなみに賞品はレゴ忍者のキャップ…バイオニクルじゃねぇのかよ!(笑)
金賞はレギュレーションぎりぎりの大きさの、メタリック黒を基調とした作品。パワフルで重量感に溢れた作品で文句なくカッコ良かった。
もちろん自分の作品に自信はあったが、展示の時に見て「俺かコイツの勝負だろうな」と思っていたので、納得だ。
唯一イチャモンを付けさせてもらえば、胸の真ん中に小さなクモのパーツが付けてあったのだが、蛍光オレンジのそれはどう見ても蛇足でそぐわなかった…そぐわなかったですヨ!(笑)

小さい作例を目指してばかりいたが、小さければギミックを組み込めない事に気付いてきていたので、金賞の作品を見て「思い切って大きく作るのも良いかもなぁ」と思った。
コ・ルガが展示期間を終えて戻ってきたので、「カッコ良くしてやるぞ~♪」と言いながら、まずは短めだった脚から着手する事にした。

長々続けてきた前史も、とうとう今回で終わり。
次からは出来るだけ画像も付けるつもりだが、携帯画像なので勘弁して下さい(笑)
  1. 2005/09/05(月) 04:49:07|
  2. 私とバイオニクル
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バイオニクルへの道 5~8

私的前史その5
ある日天啓はやってくる。
「ボロックに身体を付けたらイイんじゃないの?」
ボロックのパッケージの絵は、だいたい正面のアングルが多かった。
っていうか、正面アングルを公式絵に多用するのは、レゴ社の悪習だと思うが、ボロックに関しては目をつぶろう。
パッケージ絵の印象のみで言うならばボロックの姿は、キャノピー状の頭部に昆虫的な顔、その下にアバラ状のディテールの小さめの身体に末端肥大の手足といった感じに見え、あまり前後幅がある様には見えない。
いかにも使役される側といったバランスが、僕は好きだった。
だが実際のボロックには、身体らしい部分は無い。デカイ頭から直接手足が生えているといった感じだ。
コレにコパカの身体をくっつけてしまえばイイんじゃないの?
今風に例えるならば、ケロ○軍曹的プロポーションのボロックのイメージが脳裏を過ぎった。
…カワイイかも♪
早速コパカがバラされる。さらば初恋の人…あ、トーアは人じゃねぇか(笑)
しばらく試行錯誤するが重大な事に気付く。
「…パ、パーツが足りねェ!」
自分の中で完成イメージがスゴイ勢いで構築と分解を繰り返していた。
そして、こんなパーツが欲しいという欲求…。
とりあえずトーアの身体にボロックを首として乗っける。
両手はボロックの丸ノコ。
少し満足はしたが、身体のバランスはもう少し大きくしないとだ…。

私的前史その6
オリジナルの発想が湧き上がると同時に、僕は次々と白いパーツを手に入れるべく、東奔西走しだした。
イメージはかつてあったTVアニメ「蒼き流星SPTレ○ズナー」のメカの初期デザインにあった、大きな丸い頭のバージョン。
ボロックを使えば、ちょうどそんな感じになると思った。
僕は結構足を使って物を探すのが好きだ。ちょっとした小旅行気分とでも言おうか。
コパカとボロック白がもう一体ずつ増え、さらにレゴ専門店クリックブリックの存在を初めて知った。
八重洲のクリブリにて、テクニックのストームトルーパーとR2D2を購入。
この二つは大変助かる商品で、とにかく接続パーツが多い。
オリジナルを作ろうと思うと、接続パーツは必要不可欠なのだ。
…試行錯誤の末、初めて「とりあえず完成」という状態の物が机上に置かれる事になった。
全高20㎝強、頭はボロック、両肩にはあぶれたコパカのカノイがアーマーとして納まった。
腕の先には丸ノコからオヌーの爪、カマボコというか扇状のパーツを多用して出来た下半身は、パトレ○バーによく似ていた。足先がトルーパーの物だから余計にそんな感じだ。
そして全身にスタビライザーっぽく、トルーパーとR2に大量に入っていた羽状のパーツを可動する様に配した。
…下半身がパトレ○バーなデカイ虻のモンスターみたいだと思った。
M君も他の連中も「なんかプレデターみたいでカッコイイ」と言ってくれた。
それが僕のオリジナルビルド第1号だった。
カッコ良くはなかったが、僕は満足していた。

私的前史その7
人間というのはオソロシイもので、満足した瞬間から新たな欲求不満を見出してしまう。
卓上の白いボロクロイド(一応人型だから。今命名してみたw)はボリュームとか密度感は申し分ないものの、理想形ではない事は確かだった。
曲がらない肘、可動域の少ない下半身…、それに思い返してみれば計算とか抜きで、持っているパーツを只漫然と組んでしまった様な思いもある。
作業しながら色々考えてみた。
大元のキッカケは、コパカが理想と違ってたからじゃないのか。
コパカに限らず、バイオニクルの作り自体に「もっとこう…」という不満感を感じていたからじゃないのか。
それと相反して、バイオニクルの個々のパーツの有用性・拡張性に惚れ込んでいるからじゃないのか…。
そんな思いがしばらく続いた様に思う。
はじめにコパカを選んだのは、ぶっちゃけて言えば判り易くカッコイイ剣と盾、そしてそのカノイがスコープ・ド○グという自分の好きな既存のロボットにクリソツだったからだ。
純粋なバイオニクルファンが聞いたら卒倒しそうな話だ(笑)
しかし、既にかなりバイオニクルの世界観に馴染んできてた当時になると、コパカのカノイにはかなりの違和感を感じていた。
右目のターレットは、あまりにもメカメカし過ぎてて、世界観から浮いてる様に見えるし、左半分の顔も人っぽ過ぎる上に小さ過ぎて、他のトーアと違い過ぎ。
おまけにパーツとして使い勝手が悪過ぎる…これが致命的だった。
でも白というカラーにはこだわりたかった。
先に書いた通り、M君の持ち色が黒だったからだ。
黒は良い…バイオニクルの黒は七難隠すのだ(笑)
子供っぽいとは思うが「対抗する」意味もあったし、とり合わせとしても黒とくれば白だろうし、何より白は好きな色だった。
「白のトーアだ」と閃いた。
僕の欲しいのは「よく動く白いオリジナルのトーア」だ。

私的前史その8
その頃すでに、卓上のボロクロイドの隣にはオワツとボロック茶がいた。
店頭ビデオでは一番気に入ってたので、コパカの次にすぐ買っていた。
コイツのパーソナルカラーは茶色。ヒーローが茶色ってどうよ?
「岩石のトーア」なんていうレインボ○マンにおける土の化身みたいなもんだから、まぁ仕方ないか(笑)
色が色だけにとにかく売れ残ってる。岩担当なんだからせめてグレーとかにしてくれれば良いのに。
この時、最初にリリースされたトーアの中で、僕にとって一番格好良いカノイの座はオワツのカノイに移っていた。
最近になって、人にそのカッコ良さを説明する時に「BMWの大型バイクのカウルの様なフォルム」と言ったぐらい好きだ(笑)
顔はオワツのカノイのデザインで、白いトーアが作れたらかなりゴキゲンだろうな。
だがその最大の欠点が茶色という成型色だった。当たり前だが白じゃない。
例え茶色メインで作りたくても、応用できる茶色の商品自体が他に無い。
顔や手足の先だけ茶色なんて嫌だし、でも顔はオワツがいいし…。
そんな困った時はM君に聞け!だ。
「カノイには別売りのがあるんすよ。」
「な、なに~!?」
今のシリーズには無くなってしまったが、当時のラインナップにはカノイ2つ入りの小袋商品「カノイセット」というのがあった。
袋は透明じゃないので選ぶ事は出来ないが、それには同じ形で成型色が違うバージョンがランダムで入っているのだ。
要はそれで白いオワツのカノイを手に入れればよいという事らしい。
「でも選べないんじゃなぁ…。」
「大丈夫ですよ、ちょっとビック行きましょう。」
……ちょっとしたカルチャーショックがそこであった(笑)

(バイオニクルへの道9~13に続く)
  1. 2005/09/02(金) 23:22:34|
  2. 私とバイオニクル
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バイオニクルへの道1~4

私的前史その1
まずは僕とバイオニクルの出会いから。
もう4年近く前になると思う。
当時、僕の後ろの席で絵を描いていたM君とは、お互い玩具好きという事もあって意気投合していた。
そんなある日、彼が言った。
「TANさんはバイオニクルはどうですか?」
「バイオニクル?え~…」
バイオニクルというブロック玩具はデパートの玩具売り場で見て知っていた。
なんかヒョロくてスカスカした弱そうな変なロボット…。それが僕の正直な第一印象だった。カッコ悪い。
しかも1200円…はっきり言って高い。何よりセンスが妙だ。名前も読み方が判らない…。
要するに、その時の僕にはバイオニクルは間違っても、自分から進んで買うものとは思えなかった。
しかし商品を一度吟味はしていたのだ。何故か。
それは僕が「玩具メーカーのオリジナルロボット玩具」が好きだったからだ。
判りやすく言えば、ミクロマンやダイアクロン、初期のゾイドやZナイト、闘剣士やオモロイド…。
かつては玩具屋に溢れていた、そういったロボットが僕は大好きだった。
しかし今ではそういうものに御目にかかる事の方が珍しい。
だから僕は、一度バイオニクルを手に取り…そして戻していたのだ。

私的前史その2
バイオニクルに否定的でありながらも、手に取っていた理由はもう一つあった。
それは店頭に流れていたCGムービーだ。
その頃はまだ「トーア」という呼び名すら知らなかったが、商品ままとはいえ連中は動くと妙にカッコイイのだ。
ボワーンという効果音と共に闇に浮かび上がるカノイ(マスク)と名前、続いて短いアクションというそれは、それぞれのキャラクター性がよく表されていた。
一番良かったのは、オワツが少林サッカー(先取り?)よろしく岩をボールに見立てて、巨大な岩塊をシュートで崩すシークエンス。
そして当時発売されたばかりだった「ボロック」。何しろ奴等は群れでやって来るのだ(笑)
ボロックは今でもバイオニクルのベストアイテムだと思っている。
ボール状から展開する変形やゴムを利用した攻撃アクション、ボトルの中に昆虫の蛹の様に逆さに吊り下げる収納スタイル…。デザインも素晴らしかった。
それでも「正義側」がコレじゃなぁ…、値段も軽く買ってみるにはやはりキツイ額だしなぁ…。
ボロックに食指を刺激されつつも、やはり僕は買おうとは思っていなかった。
「バイオニクルってさぁ、普通のレゴみたいに何か他の物も作れればイイのにね。」
「何言ってるんですか、作れますよ!」
M君はそういうと自分の机から何かゴソゴソ出してきた。

私的前史その3
M君が出して来たのは、真ッ黒い獣型っぽいメカっぽいのだった。
「おお?見せて見せて?」
大きさはゾイドのシールドライガーを細身にしたぐらい。関節がグニグニ動くじゃん。
その時は判らなかったが、それはオヌーとボロック黒を駆使して作られていた。尻尾はアルファチームのアレ(笑)
なるほどね…、自分の頭の硬さをちょっと反省した。
それにソレを手にしてあれこれいじっているうちに「自分なら…」っていう考えが湧き上がってきた。
M君は自ら認める「変形派」のビルダーだ(ちなみに僕は可動派である)。
のちの話になるが彼の作った傑作に、バイオニクルで出来たトランスフォーマーの「コンボイ司令官」がある。
さすがにコンテナはないものの、ほぼ同じ手順でビークル形態からロボット形態に変形する様は一見の価値ありだ。
「一緒にバイオニクルやりましょうよ。」
聞けば今まで周囲の誰を誘っても反応は皆無だったらしい。
可能性、自分ならば…という感覚、そして仲間がいるとなれば乗らない手は無い。
それに何も定価で買わなくてもイイのだ。池袋ビックカメラならば割引で1つ買っても900円弱ぐらい、友達と遊ぶのに3000円ぐらいイイだろう。
M君のパーツ入れを見せてもらうと、黒と赤ばかりだった(笑)
「じゃあ、俺は白かなぁ…。」
翌日、僕はコパカとボロック白を買った。

私的前史その4
コパカとボロックが机の上に並んでから二日ぐらい。
色々欠点が見えてくる。
買うならコイツだろうと思っていたのがコパカだった。
理由はそのメカメカしい外見。他のトーアもメカっぽくはあるが、浮いているとしか思えないコパカのターレットには敵わないだろう。
何たってこちとらスコタコ好きである。ターレットには弱い。
それに剣と盾まで装備しているとなれば、お子様大反応だろうってモンだ(笑)。
ちなみに後々になって聞いてみると、旧トーアを買った事のある者のソレは、このコパカか凶悪な爪が印象的なオヌーである。
その確率は今のところ100%(笑)
…しかしコパカの弱点は、その最大の売りでもあるカノイの形状だった。
ターレット込みで前後幅のあるソレは、装着時に顔面をかなり前に突き出す様なスタイルにしてしまう。
それによって只でさえ貧弱なその体型が、余計に強調されてしまうのだ。
貧弱な体型と可動域の狭さは、ヒーロー性の必要なトーアにとって共通の致命的ともいえる弱点だ。
実際、買ったはいいがその遊べなさっぷりにガッカリして、離れてしまう者が多い。
対してボロックは、愛嬌すらあるその丸いカニの様な体型とギミックから、卓上の良いアクセントになっていた。
だがボロックは、その完成度の高さゆえ他にいじりようが無かった。
球はこの世でもっとも完成された形状だからだ。
正直、この時点で僕は少なくとも「自分なりの遊び」を見出せてはいなかった…。

(バイオニクルへの道5~8に続く)
  1. 2005/09/02(金) 01:47:59|
  2. 私とバイオニクル
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※当ブログではだいたいにおいて、バイオニクルを「ニクル」、ヒーローファクトリーを「ヒロエ」と簡略表記しています。
※当ブログの作例はあくまで個人的な価値観に基づいており、既存商品の使用法として推奨するものではありませんし、同様の使用の結果パーツや作品が破損しても、当方は一切責任を持ちません。
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